胆道がんの転移・再発時の治療法
胆道がん(胆のうがん・肝外胆管がん)
胆道がんは胆汁の通り道である胆のうや胆管に発生するがんです。
胆汁を作り出す肝臓の内部には、多数の細い胆管が通っています。
胆汁はこれらの胆管内を流れて、肝臓の太い胆管(肝外胆管)で合流します。
胆汁の分泌
胆汁は絶えず肝細胞で生成され、胆管、胆のう管を経て胆のうに送られ、そこで一時蓄えられ濃縮されます。
食事により胆のうが収縮し、総胆管の十二指腸開口部にあるオッディーの括約筋が弛緩して、胆汁は十二指腸に排出されます。
胆汁の成分・作用
胆汁は黄褐色の液体で、肝臓から1日に約500ml分泌されます。
胆汁は、胆汁酸、胆汁色素(ビリルビン)を含みます。
消化酵素を含みませんが、表面活性作用を持ち、脂肪の消化・吸収に重要な役割を果たします。
胆汁酸
脂肪を乳化して消化酵素の働きを助ける。
さらに脂肪の分解産物に作用して、小腸から吸収されやすい形にします。
腸内に分泌された胆汁酸の90〜95%は小腸で、再吸収され、腸肝循環を繰り返しています。
胆汁色素(ビリルビン)
老廃赤血球のヘモグロビンに由来。黄色い色素で、大部分は糞便中に排泄されます。
胆石
胆汁は、胆汁酸、ビリルビンの他にも、コレステロールを含みます。
コレステロール、ビリルビンなどが胆のうや胆管内で石状に固まって胆石を生じることがあります。
激しい痛み(胆石仙痛)や黄疸が起こります。
胆のうにできる胆のうがんと肝臓外の胆管に生じる胆管がんをまとめて「胆道がん」といいます。
肝臓内の胆管に発生するがんは、肝臓がんに分類されます。
胆道がんは一般的に浸潤しやすい性質を持ち、周囲にしみ出すように広がっていきます。
このうち胆のうがんは、胆管や隣接する肝臓に浸潤し、さらに進行すると膵臓や十二指腸、周りの太い血管などにも広がっていきます。
胆管がんも、肝臓、胆のう、膵臓、十二指腸などに直接浸潤していきます。
これらのがんは、浸潤以外にも胆のうや胆管の壁を突き破ったがんから、がん細胞が腹部の空間(腹腔)にこぼれ落ちることがあります。
腹腔や臓器を包む腹膜にがんが点々発生することになります(腹膜播種)。
がん細胞が血流に乗って肝臓に転移することもあります(血行性転移)。
胆道がんは治療が大変難しいがんのひとつ
浸潤しやすい性質に加え、化学療法(抗がん剤投与)や放射線治療の効果が高くないためです。
そのため、胆道がんの治療では、手術が最初から選択肢となります。
胆道がんが発生場所から周囲の臓器(膵臓、肝臓、十二指腸、脾臓など)に広がり始めたときには、胆のうや胆管だけでなく、その周囲の浸潤している臓器や、その一部、血管やリンパ管なども切除します。
このような手術は、技術的に難しく、手術を行うかどうかは慎重に検討します。
手術後、体内に残っているがんを死滅させるため、補助療法として放射線治療や化学療法を行うこともあります。
腹膜播種が見られたり、すでに肝臓に血行性の転移が始っているとき、がんの浸潤が広いときなどには、手術せず、化学療法や放射線治療の中心とします。
化学療法や放射線治療を行なう場合、おもに体外から放射します。
胆管がんに対しては、腔内照射(内部照射)と外部照射を組み合わせることもあります。
腔内照射とは、胆管の内部に小さな放射性物質を入れ、近接するがんに放射線を照射する方法です。
緩和療法
胆道がんの患者さんの多くは、胆管内にがんが詰まり(胆道閉塞)、胆汁の流れが滞って黄疸になります。
詰まった胆管の内部に細い管(ステント)を入れ、胆汁が胆管内を流れるようにします。
体外から小さなチューブ(カテーテル)を胆管に通して、胆汁を体外へ排出することもあります。
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- がん患者さんは強い痛みを感じることが少なくありません。
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- 患者さんの80〜90%は痛みが抑えられている。 痛みを十分にコントロールするには、血中濃度が変化しないように 規則的に服用することが、大切とされています。
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- 医学は日進月歩している
- 決して希望を失ってはいけません。
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- 臨床では「効く」という言葉がよく使われますが、再発した場合には、 医療者と患者さんの間で、その認識の違いが目立ちます。
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- 再発したがん・転移したがんに対しては、初発時と異なり、 一般的には手術の適応は限られています。
- 抗がん剤治療(化学療法)の考え方
- 抗がん剤は、細胞の分裂をさまざまなタイミングで妨害して細胞を殺す薬。
- がん治療を納得して受ける
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- 終末期における緩和ケア
- がんの終末期には、さまざまなケアが必要となります。