チアミン(thiamin)=ビタミンB1

ビタミンB1に生理作用とは

酵素は、アミノ酸だけからなる単純たんぱく質(アポ酵素)に補酵素が結合して、はじめて酵素としての作用で目覚しい働きをします。

 

ビタミンB1・B2・B6、ニコチン酸(ナイアシン)、パントテン酸など、ビタミンB群の多くがその補酵素になります。

糖類の分解=解糖カイトウ(glycolysis)

筋肉その他の生体組織中でグリコーゲンが嫌気的にL-乳酸に変化すること。

 

そのとき発生するエネルギーの一部分は、アデノシン三リン酸ATPとして回収され利用されます。

 

解糖は、10段階以上の酵素反応からなります。

 

@糖(グリコース)が2分子のATPにより、リン酸化される
A糖の炭素6個の鎖が炭素3個ずつに分断され、無機リン酸を取り込み、
  これらの変化にともなって、補酵素NAD+が還元される(NADH2)。
B炭素3個の物質はピルビン酸になり、この際計4分子のATPが生成。
CNADH2は、ピルビン酸を還元して、NADに戻り、ピルビン酸は終産物の乳酸になります。
  この経路は、アルコール発酵と大部分は共通ですが、終わりに所だけが異なります。

 

解糖は、多くの動物組織が酵素が得られないときの、エネルギー獲得法です。

 

たとえば、急に速く走った後では、筋肉中に解糖で生じた乳酸が、一時的に蓄積します。

 

解糖では、糖の全化学エネルギーのごく一部が解放されるに過ぎませんが、解放部分がATPに確保される効率がかなり高く、約40%です。
(ブリタニカ国際大百科事典より抜粋)

 

解糖に重要な位置を占めるいくつかの酵素は、活性型B1のTPP(チアミンピロリ酸)がないと働けません。

 

ビタミンB1は、細胞糖質をエネルギーとして利用する際は特に欠かせない補酵素です。

 

ビタミンB1の注目されている薬理作用には、アルツハイマー型認知症の治療に、フルスルチアミン(TTFD)の大量投与が、試みられているといいます。

ビタミンB1欠乏症とは

末梢神経に異常が出る脚気(多発性神経炎)と中枢神経に異常が出るウェルニッケ脳症の二つが挙げられています。

 

激しい運動、アルコールの多飲で、ビタミンB1の要求度が高まっているが、清涼飲料水やレトルト食品の食習慣から、糖質を過剰に摂り続けて、ビタミン1を多く含まれている動物性食品が不足しています。

 

脚気は重症になると、脳の障害が起こる前に、心不全を起こして死亡しますが、脳の障害から死へと段々進むのが、ウェルニッケ脳症です。

 

アルコール多飲する人の中に、ウェルニッケ脳症が見つかっているといわれます。

ビタミンB1を多く含む食品とは

植物性食品には、穀類、ゴマ、ピーナッツなどの種子類に多いです。

 

動物性食品では、豚肉に多く含まれています。
ご飯は重要なビタミンB1を摂る源ですが、玄米のビタミンB1含有量を100とすると、胚芽の部分を残して精米した胚芽米は63、七分づき米50、精白米19。

 

豚ロース肉(ソテー1枚)、豚ヒレ肉(一口カツ4枚)、牛ヒレ肉(ステーキ5枚)
うなぎ蒲焼(1.5枚)、白米ご飯(茶碗約20杯)、そば(約4玉)、胚芽米ご飯(茶わん約6杯)、ゴマ(約2カップ)。

ビタミンB2=リボフラビン

脂肪などを燃やしてエネルギーに変える際に補酵素として働きます。

 

活性型B2FAD(フラビアデニンジヌクレオチド)は、グルタリオン還元酵素の補酵素になっています。

 

体内にできた過酸化脂質の分解には、グルタチオンペルオキシダーゼやグルタチオン還元酵素の働きが必要です。

 

活性型B2は、セレンというミネラルとともにこの分解を促進します。

 

ビタミンEは、過酸化脂質の生成を抑えるビタミンです。
ビタミンB2は、過酸化脂質の分解に働くビタミンで、動脈硬化などの予防に役立ちます。

ビタミンB2の欠乏症とは

口角炎(こうかくえん・口の端が切れて、かさぶたになる)、口唇炎(こうしんえん・唇が腫れて赤くなる)、舌炎(舌が腫れて痛みや灼熱感をともなう)など、口の周りに現われる症状です。

 

脂漏性皮膚炎や眼瞼炎(がんけんえん)、眼精疲労など、鼻や目の症状も見られます。

 

ビタミンB2を多く含む食品とは

牛乳や乳製品は効率のよい摂取の源です。ビタミンB2は光に弱いビタミンです。
飲むヨーグルト、牛乳、カマンベールチーズ、納豆、卵、ブロッコリー、ほうれん草

サプリメント機能性食品ガイドサイト内リンク