睡眠は過不足なくほどほど
睡眠のメカニズム
睡眠の取り過ぎは、心筋梗塞の危険を高めるもとです。
睡眠は、リラックスするための手段としては、もっとも効き目の確かな方法です。
夜になったら眠るというのは、翌日の力を蓄えるための活力源です。
物音がしたり、緊張のあまり眠りが妨げられたりすると、体に重大な影響が出ます。
睡眠不足の状態が長い間続いたときには、取り返しのつかないダメージを体に与えることになり、心筋梗塞に見まわれる危険すら高まることになります。
睡眠が生きるための基本であることは、いつの世も変わりません。
そのため、ほかのことに比べると睡眠に関する研究はかなり進んでいます。
寝ている間にどういうことが起こるか、脳はどの段階で休息を取り、体はどの段階で休みを取り始めるのかは、誰でも知っています。
レム睡眠とノンレム睡眠
夜眠っているある時点で眼球がピクピクと上下運動を繰り返すことをレム(REM:急速眼球運動)睡眠と名付け、眼球が静止していると見られるノンレム睡眠と区別します。
睡眠はノンレム睡眠から始って、それからレム睡眠とノンレム睡眠のサイクルが60分から90分の間隔で繰り返されることが分かっています。
レム睡眠は、体は眠っているが、脳は働いている状態です。
わたしたちが、昼間かき集めた情報やイメージのほとんどがこの段階で処理されます。
わたしたちが強烈な夢を見るのもこの段階です。
ノンレム睡眠は、これとは逆に、休んでいるけれど体は働いている状態です。
このときに眠りはもっとも深くなります。
もっとも深い眠りは、そのほとんどが最初のサイクルのノンレム睡眠時に起きていいます。
このため、この段階で、眠りが妨げられると、たとえようもないほど深刻な結果をもたらすことになります。
一晩の間に何回かノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルが繰り返されているうちに、ノンレム睡眠はだんだんと短くなり、逆に、レム睡眠は長くなります。
朝が近づくと眠りが浅くなるというわけです。
夜になると眠くなるというのは、何も神のお恵みというわけではありません。
睡眠のプロセスには、脳が大きく関わっています。
ノンレム睡眠とレム睡眠が切り替わるのは、脳の中であるメカニズムが働いているためで、昼と夜のリズムを司る働きをしているのは、これもまた脳の別のメカニズムです。
朝型か?夜型か?
どのくらい睡眠を取らなくてはいけないかは、人それぞれです。
たっぷり睡眠を取らないとだめだとか、たいして寝なくてもへっちゃらだとか、遺伝的に決められていることです。
それに、朝型か夜型かということも産まれつき決まっています。
どれくらい眠ればいいかは、それぞれが自分で判断しなければなりません。
大雑把な目安としては、一晩に8時間も眠ればだいだい睡眠は十分に取れていると考えていいでしょう。
睡眠は多ければ多ければ多いほどいいかというとそうではありません。
睡眠を取り過ぎると、心臓によくありません。
成人7,000人対象に10年にわたって観察調査を行なった結果は、毎日平均8時間以上睡眠を取っていると、心筋梗塞を起こすリスクが高くなることが分かりました。
しかし、睡眠は多過ぎてもよくないが、極端に少ない場合の方がリスクがはるかに大きくなります。
いつもより夜、眠る時間が1時間半少ないと、翌日、注意力が33%落ちる。
いつもは8時間寝ているのに、2日続けて6時間しか寝られなかった場合、物事に対する反応の時間が10%〜15%低下する。
成長が止まってしまう
睡眠中、わたしたちの体は一日に必要な成長ホルモンの70%を作り出しています。
十分に睡眠を取らないと、筋肉や骨を強くする体の能力が損なわれてしまいます。
免疫力が低下する。
睡眠時間が極端に少ないと、体を外敵から守ってくれる免疫の防衛機構がきちんと働かなくなる。
血圧が上昇する。
睡眠時間が短いと、日中、血圧が上昇する。
男性機能の低下。
夜中に無意識のうちに勃起するのは、ペニスに血液が供給されている証拠。
たっぷり睡眠時間をとらないと、十分な量の酸素がペニスへ供給されなくなる。
知的能力の低下。成果が上げられなくなる。
生活をエンジョイできない。
夜の安眠を妨げる原因はそれこそいくつもあります。
飲んだり、食べたりする時間が適当でないと、眠れなくなったり、騒音やストレス、心理的な問題も原因になります。
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