下垂体はホルモンの司令塔
下垂体はホルモン全体を調節するホルモンを作って指揮を取るため、ホルモンの司令塔ともいわれます。
視床下部は、神経系の器官に含まれます。
抗利尿ホルモンとオキシトシンというホルモンを作り、下垂体前葉と中葉から出るホルモンの働きを促進、抑制をするホルモンも分泌するなど、内分泌器官として働きもします。
視床下部と下垂体、下垂体の内分泌腺、内分泌腺と細胞にはそれぞれ上司と部下のような関係があります。
ホルモンが足りないと、視床下部は部下の下垂体に、下垂体のホルモンの働きを促進する指令を出します。
下垂体はその指令を受け、部下である内分泌腺に対し、内分泌腺の働きを促進(刺激)するホルモンを出し、そのホルモンの指令を受けた内分泌腺は担当するホルモンを作り、部下の細胞に届けます。
反対に血液中のホルモンの量が多くなり、それ以上ホルモンを必要としない場合は、視床下部は、今度ホルモンの働きを抑制する指令を部下に送ります。
そのようなシステムを、フィードバック機構といいます。
骨の形成には、副甲状腺ホルモンやカルシトニン、活性型ビタミンD、女性ホルモンが関係しています。
血液中のカルシウム濃度が下がると、副甲状腺から副甲状腺ホルモンが分泌されます。
結果、破骨細胞の活動が活発になります。
骨吸収が促進し、血液中にカルシウムが溶け出し、カルシウム濃度が上昇します。
副甲状腺ホルモンには
ビタミンDとともに、腸管からカルシウムが吸収されるのを促進させる作用もあります。
ビタミンDは、紫外線を浴びることで皮膚で作られ増えます。
これが、肝臓から腎臓へと送られると、活性型ビタミンDとなります。
腸管でのカルシウムを吸収をうながします。
骨でのカルシウムの吸収を抑制して、骨形成を促進するホルモンがカルシトニンです。
甲状腺から分泌するホルモンで、血液中のカルシウム濃度が古くなると分泌が増える。
カルシトニンは骨と腎臓に作用して、血しょう中のカルシウム濃度が増加すると、カルシトニン分泌が促進されます。
女性ホルモン=エストロゲンにも骨吸収を抑制する作用があります。
女性はこのエストロゲンに守られています。
イソフラボンを含む、大豆製品を食卓に一品のせて。
これらのホルモンバランスが崩れ、骨形成よりも骨吸収が盛んになると、骨量(骨の中のカルシウム量)が減少します。
女性ホルモンが減少すると骨量が減少
女性の骨量は10代から30代にかけてもっとも多く、その後は、女性ホルモンのひとつエストロゲンの減少とともに骨量も低下します。
エストロゲンに副甲状腺ホルモンの働きを抑制し、カルシトニンを活性化させる作用があります。
エストロゲンは骨の強化を助け、骨が弱くなるのを防いでいます。
ほかにも、ビタミンDを活性化させ、腸管からのカルシウムの吸収を促進したり、破骨細胞の数を減らしたり、骨芽細胞の数を増やすなど、骨を強くするさまざまな働きを担って入ることが分かってきました。
女性ホルモンの分泌が減少する閉経を迎えると、骨量が急激に減少します。
閉経後5年間は、とくに骨量が減りやすいので、食生活や日常生活でカルシウムを十分に補給する食生活を心がけてください。
女性の骨のケア
思春期までのよく食べてよく動く、一生のうちで、もっとも骨が作られる思春期にはできるだけ骨量を増やしてください。
骨がカルシウムを最も必要とするのが思春期です。
カルシウムを中心として、栄養バランスの摂れた食生活を送り、十分な運動と睡眠を取るようにしてください。
決して、無理なダイエットで食事制限でカルシウムやビタミンが不足すると、女性ホルモンの分泌が低下します。
骨量を貯蔵する大切な時期に、骨量の増加が止まってしまいかねません。
油断せずに、栄養バランスのいい食生活と適度な運動で、強い骨を作り骨粗鬆症にならないようにしてください。
妊娠・授乳期
健康と食生活
赤ちゃんを体内で育む妊娠中と母乳からたくさんのカルシウムが出ていく授乳期には、大量のカルシウムが必要になります。
この時期、カルシウム代謝が活発になるので、効率よく利用できるようになっていますが、カルシウムが不足していおると骨吸収が促進されて骨量が減少してしまいます。
ひどいときには出産後骨粗鬆症になり骨折しやすくなってしまうので注意してください。
普段にも増して、積極的にカルシウムを補給してください。
更年期と老年期に骨量低下
閉経をむかえる更年期は、骨量が急激に減少します。
この時期に骨粗鬆症を起こしている人もいます。
骨量が減少しても、適度な運動を行ない、カルシウム摂取を心がけるなど、骨量の減少を抑制できます。
骨量がかなり減少し、骨折することも多くなる老年期には、骨折をしないように気をつけることが大切です。
老年期に転ぶと寝たきりになり、認知症(痴呆症)を招きます。必ず、注意しましょう。
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