カルシウム不足は骨を溶かす

カルシウム不足は骨を溶かす

毎日コツコツと貯えるように心がけなければなりません。

 

貯えの不足状態が続いていると、中高年になって骨粗鬆症という骨がスカスカになる病気になります。

 

中高年になると内臓全体も弱り、腸管からのカルシウム吸収能力は落ちてしまいます。

 

女性ホルモン分泌低下、副甲状腺や腎臓、肝臓といったカルシウムに関わるホルモンを分泌する機能も衰えてきます。

 

カルシウムをたくさんとっても骨に貯蔵されないで、体外の出ていってしまう方が多くなる無駄も出てしまいます。

 

幼児期、思春期の成長期には、骨格形成がとても盛んでよく動きます。

 

この時期にカルシウムをたくさん摂ると骨の密度もしっかりし、がっしりした骨格が出来上がります。

 

大人になっても、固まってしまったように見える骨でも、常に新陳代謝が行なわれ、古い骨と新しい骨が入れ替わる作業が続けられます。

 

1年間に20〜30%ずつ入れ替わり、新しい骨ができるのに3ヶ月〜6ヵ月かかるといわれます。

 

カルシウム材料が少なければ、それなりの骨しかできません。

 

骨を形成する細胞は、骨芽細胞と破骨細胞です。

 

新しい骨を作ることは骨形成、骨を溶かすことを骨破壊といいます。

 

骨形成と骨破壊には副甲状腺ホルモンとカルシトニンというホルモンが関わったいます。

 

破骨細胞が骨を壊してしまうと、骨を作ろうとして骨芽細胞が活動をして、たんぱく質のコラーゲンを骨の表面に張りめぐらし、カルシウムをくっつけて新しい骨を作ります。

 

新しい骨ができるとまた、つぎの古くなった骨を壊し、作業は毎日続けられます。

 

2つの細胞はお互いに関係しあって、一方が活動しているときは一方が休み、一方が活動を終える頃にはもう一方が活動を開始する仕組みになっています。

 

健康な人はこのバランスがとれています。

 

どちらか一方が強すぎたり、弱すぎたりする状態が続くと、バランスが崩れいろいろな障害が起き、骨の健康と病気に大きく関わってきます。

骨からカルシウムが減っていく理由

カルシウム摂取がたりない状態が続くと、生命維持の仕組みにしたがって、副甲状腺ホルモンに指令が行き、副甲状腺ホルモンが分泌されます。

 

副甲状腺ホルモンが体中のカルシウムの働きを細かくコントロールする鍵を握っている。

 

副甲状腺の働きにより、カルシウム濃度は、常に一定であるように管理します。

 

カルシウム濃度の低下を感知すると、副甲状腺は素早くホルモンを出し、骨に貯えられているカルシウムを血液中に一気に溶け出させます。

 

同時に腎臓に指令が飛び、活性型ビタミンDというホルモンを作らせます。

 

活性型ビタミンDを作るよう指令をするのが、副甲状腺ホルモンです。

 

活性型ビタミンD腸でのカルシウム吸収を増やす働きをします。

 

活性型ビタミンDは、食べ物から摂るビタミンDと紫外線によって作られます。

 

ビタミンDを含む食品を食べ、適度に日光に当たることも必要です。

 

しかし、食べ物から摂るカルシウムやビタミンDなどが不足したり、日光に当たらない生活が続くと、血液中のバランスが崩れます。

 

カルシウム摂取の不足状態が長く続くと、骨に貯蔵されていたカルシウムはどんどん減っていきます。

 

骨のカルシウム量が減少すると、骨粗鬆症や腰痛、骨折を招き、生死に関わる重大な状態に陥りかねません。

体調整役ホルモン

内分泌の器官で作られるホルモンは、からだの調整役といわれ、体をコントロールする神経と互いに協力して、全身の臓器や血管、代謝の機能や精神活動などを調整します。

 

ホルモンはからだの状態や成長の時期に合わせて作られ、少ない量で協力に働きます。

 

汗腺のように導管(どうかん)を持ち、分泌物=汗を体の外に出す腺を外分泌腺という。

 

これに対して導管を持たず、分泌物を血管などの体液中に出す腺を内分泌腺といいます。

 

ホルモンは、内分泌腺の細胞から作られます。

 

毛細血管の壁から血管の中に入り、血液の流れに乗って、必要としている細胞まで届けられます。

 

ホルモンにはたくさんの種類があります。

 

それぞれ働きは異なり、主に成長や発達の促進、性や生殖に関する働き、ストレスに対する反応、水分や電解質、栄養などのバランス維持に関する重要な役割を果たします。

 

ビタミンDは骨を作るために大切な脂溶性のビタミンです。

 

日光を浴びることで体内に合成されるビタミンですから太陽を避ける生活をしていなければ不足することはありません。

 

食品では、主に魚介類や乾燥したきくらげの含有量が多いといわれます。

 

働きは、カルシウムの調整役です。

 

肝臓と腎臓の2ヶ所で少し変化させられ、活性型になって働きます。

 

不足すると、骨が弱り、くる病、骨軟化症の症状があります。

 

過剰だと、乳幼児が長期間、大量に摂ると血管壁や臓器にカルシウムが沈着し、毒性が現れることがあります。

女性はカルシウム不足

中高年の女性にはカルシウム不足が多いです。骨粗鬆症になる人が多くなりました。

 

女性ホルモンのエストロゲンが大きく関係しています。若いときにはエストロゲン分泌も盛んですが、更年期といわれる年齢になるとエストロゲンは急激に減少し、いろいろな不定愁訴を訴えるようになります。

 

エストロゲンは骨の形成にも重要な働きをします。

 

骨芽細胞の働きを助け、破骨細胞の働きを抑える働きをします。

 

腎臓で活性型ビタミンDが作られるのを助けます。

 

エストロゲンの分泌は加齢とともに減少していきますので、骨量も減ってしまいます。

 

また内臓諸器官が弱ってきて腎臓で作られる活性型ビタミンDも減り腸からのカルシウムの吸収が悪くなります。

 

中高年になるとこのようにホルモンの分泌が減少して少しずつ内臓諸器官も弱ってくるわけです。

 

骨の新陳代謝にも影響して、カルシウムをたくさん摂っても、なかなか骨の形成には結びつかなくなります。

 

若い女性は、ダイエットに対する関心が強く、もっとスリムになりたい、美しくなりたいと思って、極端に食事の制限をします。

 

必要な栄養素まで減らし、健康を害する人が大勢います。

 

急激なダイエットは、体重は減りますが、ホルモンバランスを崩すと同時に骨量まで削っています。

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