カルシウムは心臓機能・血圧安定の要

カルシウム心臓機能・血圧安定の要

心臓はポンプのように収縮と弛緩を繰り返し、血液を全身に循環させています。

 

運動は心筋の筋肉細胞の外から中へ出入りするカルシウムの働きによります。

 

カルシウムが細胞の外から中へ入ってきて細胞内のカルシウム濃度が百倍になると心筋が収縮し、濃度がもとに戻ると弛緩します。

 

筋肉細胞におけるカルシウムの出入りが正常に伝わるのに必要なのが一万対一のカルシウムバランスです。

 

これが崩れると心筋の働きに異常が生じます。

 

カルシウムの吸収には運動は不可欠

カルシウムの吸収には骨組織に刺激を与えることが必要です。

 

運動とはとても有効な刺激になります。

 

米国の大学で行なわれた実験では、一日24時間のうち3時間だけベッドの横に立つ運動を継続していたところ、カルシウムはほとんど失われなかったと報告されています。

 

立つことで地球の重力により電位差が生じたためです。

 

ベッドの上で一日寝たきりだと、いくら手足を動かしても毎日200mgのカルシウムが外に出てしまいます。

 

骨折や病気で寝たきりになると、電気とカルシウム排泄の相乗効果で骨が弱くなります。

 

宇宙生活をしていると、飛行士の骨のカルシウムがどんどん減少しています。

 

重力の刺激がないために、カルシウムを一定量摂取していても追いつきません。

 

骨を維持・形成していくためには重力や運動などの刺激が不可欠です。

高齢になるとカルシウム吸収率は20%以下

カルシウムをさまざまな食品を通して摂取していますが、体内に入ったカルシウムは腸管から吸収されます。

 

食品によっては、そこに含まれているカルシウムがたんぱく質やリンと結合していて水に溶けにくい状態になっている場合があります。

 

これによっても腸からの吸収率が低くなってしまいます。

 

女性の体は妊娠して子供を産めば産むほど健康になっていくものです。

 

カルシウムを正しく摂取しないために、髪が抜けたり、歯がボロボロになったり骨量が減少します。

 

副甲状腺ホルモンと甲状腺で作られるカルシトニンと活性型ビタミンDは、カルシウム調節ホルモンですが、このホルモンの働きで、カルシウムの血液中の濃度が一定に保たれています。

 

活性型ビタミンは、腎臓で作られ、腸からのカルシウムの吸収を促す働きをします。

 

魚やきのこに含まれるビタミンDは、腎臓で活性化されてカルシウムの吸収を助けてくれます。

 

日光に当たることも重要です。

 

ビタミンDの前駆物質が日光の紫外線でビタミンDに変わるためです。

海という漢字は

人と母と水が組み合わさってできています。人の母となる水が海の意味です。

 

地球全体における海と陸地の割合は7:3ですが、海から生まれた人間の体に占める体液の比率も70%になります。

 

胎児は海と類似する羊水の中で約280日を過ごし、海水と同じような組成の体液を持って出生してきます。

 

海水の成分は35億年前からほとんど変わっていませんが、それに類似する体液の成分、なかでもカルシウム成分を自然な状態に保つことが、健康維持にとっても大切です。

 

人体のカルシウムの貯蔵量である骨格などにカルシウムが不足しますと、体内で使用されたカルシウムは老廃物として排泄されず、再び血液中のカルシウムとして蓄積され、さまざまな障害を引き起こします。

 

人体内の環境を正常に保つには自然なカルシウムバランス、すなわち骨と血液中と細胞内のカルシウム比率を一億対一万対一で維持することが基本です。

 

背骨、骨盤、大腿骨がしっかり体を支え、鎖骨、上腕骨で腕を支えています。

 

骨組みがしっかりしているからです。

 

体のあらゆる場所で古い骨が壊され新しい骨が作られ、常に新陳代謝が盛んに行われます。

 

一年間に骨全体20〜30%が新しく作り変えられるといいます。

 

新しい骨ができあがるのが3ヶ月〜6ヶ月もかかることになります。

 

骨格を形成している栄養素がカルシウムで、体重の1.2〜2%あり、標準的な成人体重が50kgとすると、約1kgあります。

カルシウムの99%が骨に蓄えられている

骨は体を支える屋台骨で、カルシウムの貯蔵庫です。

 

骨がしっかりしていないと、体を支えることはできません。

 

残りの約1%が血液中や細胞内組織にあります。

 

極微量ですが、1%が非常に重要な役割をしています。

 

人体の細胞は約60兆個といわれ、細胞間の情報伝達の役割をカルシウムが果たしています。

 

けがをして出血をした場合には、血液中の血小板に指令を出して、血液を凝固させるように働きかけます。

 

心臓、胃腸、腎臓、肝臓など毎日休みなく働きつづけていますが、自分の意思によって動いているものではありません。

 

心臓は不随意筋という心筋ででいています。

 

カルシウムにはその心筋を収縮させる作用があります。

 

スポーツをすれば筋肉は収縮を繰り返し、興奮しますが興奮状態を鎮める働きもカルシウムにはあります。

 

消化酵素やホルモンの分泌、感情のコントロールなどの働きにも関与しています。

 

精神的にイライラする子どもか大人まで非常に多く、慢性的なカルシウム不足が原因といわれます。

 

職場や学校でそんな方を見かけたら近づかないでください。

 

幅広く、生活活動を行なう上、非常に重要なライフラインの役割を果たしているのが1%のカルシウムです。

 

カルシウム不足のバランスの乱れは、命の絆、心臓を停止させ生命を危険にさらすこともあります。

 

このような事がないように、直ぐ供給ができるように、骨にカルシウムを蓄え、危機管理に備えています。

血液中のカルシウム濃度

脳が司る精神活動や心臓などの筋肉の収縮にはカルシウムやホルモン分泌が関与し、コントロールします。

 

コントロールに間違いが起きると意識がなくなり心臓停止など生命活動を脅かします。

 

生命活動が脅かされないように、体の中では恒常性を保つような仕組みができています。

 

血液中を流れるカルシウム濃度は常に一定に保たれています。

 

値は高くても低くても生命活動を脅かします。それに関与して調節しているのがホルモンです。

 

カルシウムの摂取量が不足して血液中のカルシウム濃度が下がると、副甲状腺ホルモンに指令がいき、副甲状腺ホルモンが分泌され、骨に蓄えれている、カルシウムを溶かして血液中に流し込みます。

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