人体内に約300もの酵素の働きに関わるミネラル亜鉛
食生活では亜鉛は不足がち、所要量以上に亜鉛を摂りましょう。
亜鉛は味覚異常、皮膚の老化を防ぎ、抗酸化成分としても働きます。
亜鉛は成長期にとくに必要なミネラルです。
成長期の子供は大人と同じだけ摂ったほうがよいと専門家の指摘もあります。
亜鉛の摂取量が不足すると現われる症状
亜鉛は細胞が再生するために必要なミネラル
亜鉛は体内の酵素の組成に必要で大変重要なミネラルで、不足するとさまざまな欠乏症が引き起こされます。
成長障害で、成長が途中で止まってしまい、本当の年齢が20才になのに見かけは10才位にしか見られません。
亜鉛が欠乏すると、身長、生殖器の発育も悪く、髪の毛も細くて少なくなってしまいます。
全粒粉を使った未発酵のパンや生の大豆を食べている地方に多く見られます。
全粒粉や生の大豆に含まれるフィチン酸という物質は、亜鉛の吸収を妨げます。
ここまで酷いケースはまれですが、軽度の欠乏症なら日本でも起こる可能性が十分にあります。
亜鉛は、体内に2.5g程度の存在(体重70kgの成人男性)。
亜鉛は必要度は非常に高いのですが、体内に止めておくことができませんので、毎日食事から摂取しなければいけません。
亜鉛は、細胞が分裂する際に必要なミネラルです。
細胞が分裂する際に亜鉛が不足していると、DNAの読み取りがうまくいかないため、新しい細胞が正常に生み出されません。
DNA
糖とリン酸からできたバックボーンの上に4種類の塩基(側鎖)が決まった順序で突き出し、鎖状の捻れたものが2本、らせん状になっています。
古い鎖が新しい鎖を合成するときに、側鎖を切るハサミの働きをするのが、プロテアーゼという酵素やジンクフィンガーと呼ばれる亜鉛たんぱく質です。
亜鉛は、細胞の新陳代謝が活発に行なわれているところでたくさん必要とされています。
例えば、皮膚も新陳代謝が活発な部位です。
必然的にそこではたくさんの亜鉛が使われます。
皮膚の美しさに大きく関与するコラーゲンというたんぱく質の生成にビタミンCが重要な働きをしています。亜鉛はビタミンCと一緒になって働いています。
亜鉛が不足するとコラーゲンの生成がうまくいかなくなり、肌がカサカサになったり、老化が進み、シミやそばかすが増えたりします。
酷い火傷をしたときには、傷の治癒を助けるために亜鉛入りの治療剤を処方されます。
亜鉛は、髪の毛とも深い関わりを持っています。
日本人の髪の毛が黒いので分かりやすく、亜鉛不足になると、その時期だけ毛が細くなり、色も薄くなり、脱毛する場合も起こります。
皮膚の表皮と真皮に分けられますが、亜鉛が多く含まれるのは表皮です。
表皮は角質を産生するケラチノサイト、メラニンを産生するメラノサイトなどが含まれ、真皮よりも生まれ変わりが早く、新陳代謝も盛んに行なわれています。
亜鉛は大切な抗酸化ミネラル
亜鉛は活性酸素を除去する抗酸化物質亜鉛はSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)という強力な活性酸素除去酵素になくてはならないミネラルです。
活性酸素を攻撃する抗酸化成分にはビタミンCやビタミンEなどがありますが、亜鉛も欠かすことのできないミネラルです。
活性酸素はがん、動脈硬化などの多くの疾病に関係があります。また老化にも深く関わっています。
これからの時代、活性酸素対策が、健康や美容を維持していくために重要なポイントです。
その中で亜鉛はとても大切な役割を担います。
喫煙習慣がある人や日焼けをよくする人、ストレスが多い人などは体内で活性酸素が発生しやすい状態にあるので、こうした人は積極的に亜鉛、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化成分を摂ってください。
亜鉛は活性酸素除去酵素(SOD)を構成します。
亜鉛は、人体に有害な活性酸素を強力に除去する酵素であるSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)の活性中心に含まれ、酵素が活性化するのに欠かせない物質です。
抗酸化ビタミン・ミネラルは、他の生体膜を傷つけることなく、酸化の連鎖反応を食い止めます。
活性酸素と呼ばれるものには、スーパーオキシド、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、一重項酸素があり、スーパーオキシドとヒドロキシラジカルがフリーラジカルといわれ、直接、脂質を酸化させる力があります。
呼吸によって入る酸素を使い、脂質や糖質などの栄養素を燃焼させて、エネルギーが産生され、このときの酸素の一部が活性酸素やフリーラジカルに変化します。
活性酸素、フリーラジカルは非常に不安定な分子で、過剰になると、自らの細胞を攻撃して、酸化が始り老化を促進します。
体には、活性酸素、フリーラジカルから体を守る防御システムが、抗酸化酵素という物質です。
抗酸化酵素は体内で合成されるSOD(スーパーオキシドジスムターゼ/過発生した活性酸素を過酸化水素と酸素に変換)、カララーゼ(過酸化水素を無毒の水に変換)、グルタチオンペルオキシダーゼ(カタラーゼと同様に働く他に、過酸化脂質を分解)などがあります。
過酸化脂質の毒性を防ぐには、抗酸化物質が必要です。
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