セカンド・オピニオンを設ける病院が増えています。

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セカンド・オピニオン

がんが再発あるいは転移したとき、患者さんや家族は改めてがんと向き合う必要があります。

 

医師は、おそらくそれまでの経過を含めて、現在の病状や今後の治療方針を説明してくれます。

 

しかし、患者さんや家族には、医師が丁寧に説明しても、理解できないことや納得のいかないことが、出てくるかもしれません。

 

治療法の選択肢を示されていても、迷っていては判断できないとか、他にもっとよい治療法がないか知りたいなどという場合もあると思います。

 

このようなときに、そのまま治療を受けると、小さな事柄にも、不安や疑問を抱いたり、主治医への信頼感を失ったりするものです。

 

身体的な痛みがあるときには、精神的な不安や不満から痛みが増すこともあります。

 

そこで、医師の治療方針に納得できない、あるいは自分の選択に確信がないときなどには、他の専門医の診察を受け、セカンド・オピニオン、第2の意見を得ることが大切になります。

 

自分の病気について、セカンド・オピニオンを求めたことのある人の96%が、セカンド・オピニオンは役に立ったと答えています。

 

セカンド・オピニオンを求めるというと、主治医が気を悪くするとか、主治医との信頼関係が損なわれると考える患者さんの少なくないと思います。

 

しかし、今では医療関係者の間で、セカンド・オピニオンの考え方は、常識となっています。

 

医師の間でも患者さんが、セカンド・オピニオンを求めるのは、当然の権利と考えており、医師の側から患者さんに対してセカンド・オピニオンを希望するか、どうかを訪ねることも珍しくありません。

 

セカンド・オピニオンのために主治医や病院に診療情報を請求する際には、保険が適応されます。

 

自己負担3割(2007年現在1500円)で紹介状や必要な検査結果の提供を受けられるようになりました。

 

主治医にセカンド・オピニオンを希望することを申し出てください。

 

主治医は、紹介状を用意し、それまでの検査結果や治療経過の情報を揃えてくれます。

 

セカンド・オピニオンは、X線CTやMRI、超音波検査などの映像情報、血液検査や尿検査など必要になります。

 

病理の標本(がんの組織など)についての情報が診断に役立つこともあります。

 

セカンド・オピニオンをどの病院、あるいはどの医師に求めるかも、患者さんや家族はあらかじめ調べておく必要があります。

 

病院や医師を選択するときは、セカンド・オピニオンを受けているかどうかだけでなく、患者さんのがんの種類に対応しているか、どうかも確かめる必要があります。

 

注意したいのは、セカンド・オピニオンを受ける病院に転院したいと希望を持っていると、セカンド・オピニオンを受けてもらえないことがあることです。

 

家族が患者さんの代わりにセカンド・オピニオンを受けるときには、患者さんの許可が必要になる場合もあります。

 

こうした前提や条件は、事前によく調べておきましょう。

 

セカンド・オピニオン外来は、ほとんど予約制であり、ときには専用の書類に患者さんや主治医が必要事項を書き込む必要があるかも知れません。

 

セカンド・オピニオンを行なう医師に面会するときには、あらけじめ何を聞きたいのか、質問事項をまとめてメモして置くと、大切なことを聞き忘れることも無くなります。

 

自分の病気の状態をよく理解しておけば、具体的な質問ができます。

 

相手の医師の回答もより明確になります。

 

セカンド・オピニオンを受けた後は、その結果を主治医に報告します。

 

医療施設によっては、その医師から自分の主治医に意見などを簡単に書面にしてもらってください。

 

セカンド・オピニオンは、通常の診療行為(保険診療)として扱われる病院もありますが、ほとんどの医療施設では、自由診療として扱われます。

 

無料から30分3万円というところまでと、30分〜1時間で5000円〜1万円前後の病院が多いようです。

 

セカンド・オピニオンを受けておくと、それだけ治療についての理解が深まり、患者さん自身が積極的に治療方針とセカンド・オピニオンがすすめる治療が一致しているときでも、医師の説明によって、説明が異なり、違う見方を提供されることになるからです。

 

別の医師に自分の病状や不安を説明することが、ある種のカタルシス効果、専門家に話を聞いてもらうだけで、安心するといった心理的効果を得られる患者さんも少なくありません。

 

セカンド・オピニオンによって、患者さんや家族がより幅広い選択肢から治療を選べるようにもあります。

 

一般に転移・再発がんは(大腸がんや乳がん、血液のがんなどを除き)病院によって、治療方針が異なることが少なくなく、自分の主治医が必ずしもすべての治療法を患者さんに示すことはありません。

 

普通は、その治療に必要な人材や設備が病院に揃っている手法、あるいは医師が習熟している治療法を主な選択肢として提示します。

 

そのためセカンド・オピニオンの治療法が主治医の提示している治療法と、異なることもあります。

 

そのような場合は、主治医と再度話し合って、治療方針を決めることで、後で迷ったり、後悔しないようになります。

 

患者さんや家族が納得し治療を受けることは、重要なことです。

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