
そして、ホモシステイン、局所ホルモンです。
活性酸素とホ、オシステインを低下させ、善玉プロスタグランジンを増やして悪玉プロスタグランジンを減らすようなサプリメントが必要です。
N-3系脂肪酸は、悪玉プロスタグランジンの血液凝固作用や免疫を低下させる作用を抑えて、血液をサラサラしたり、免疫を向上させる働きがあります。
1日量として2〜3gを毎食後に飲むといいです。
加齢とともに落ち込むインスリン感受性を増強させるクロミウムをピコリン酸クロミウムとして1日200μg、バナジウムを硫酸バナジウムとして1日20mgを摂るのもいいです。
また、ホモシステインを低下させる栄養素をひとまとめにした、ホモシステイン低下フォーミュラも効果があります。
N-3系脂肪酸のαリポ酸が代謝されてできるEPA、DHAは青魚にに含まれ、血液をサラサラにします。
老化に伴なって低下してくるインスリンへの感受性を回復させる効果のあるクロミウムとバナジウムも同様です。
成長ホルモンを分泌させるアルギニンを空腹時ないし寝る前に2〜3g、グルタミンを空腹時か就寝前に3〜5g摂るのも効果があります。
ビタミンEは、毛細血管の血行をよくする働きがあり、血行ビタミンといわれ、活性酸素の働きを抑える抗酸化物質です。
これらの作用により、生活習慣病や体の老化、お肌のしみを防ぎます。
同じく強力な抗酸化物質のビタミンCは、ビタミンEの抗酸化作用を高める働きがあるので、一緒に摂ってください。
ビタミンEは脂溶性ビタミンですので、油ものなどの食後に摂ると吸収されやすくなります。
柔軟性のある体とは、関節の可動域が広いということです。
外からのさまざまな衝撃を吸収する働きの関節の可動域が狭いと、動きに対する許容範囲が限定されることになり、体の各部位に余分な負担をかけることになって、ケガにつながら可能性が高くなります。
ストレッチ運動を行なうことで柔軟性を維持することは大切なことですが、構造的にケガを防ぐためには、関節を形成する軟骨組織(半月板など)を強化することが必要になります。
軟骨はコラーゲンと粘質多糖体(ムコ多糖)からなる組織で、その粘質多糖体は、ヒアルロン酸とプロテオグリカンからできています。
ビタミンAは、粘質多糖体の生成に働くので、1日量10000IUを限度として摂りましょう。
抗酸化物質のビタミンCは、コラーゲンとヒアルロン酸の生成に働きます。
ヒアルロン酸の原料の50%を占めるグルコサミンは、グルコサミン硫酸、あるいはアセチルグルコサミンとして、1日量500〜1500mgを分けて摂取します。
プロテオグリカンを形成するコンドロイチンは、コンドロイチン硫酸として1日に500〜1000mgを分けて摂取します。
N-3系脂肪酸は、炎症を起こさせる作用のある悪玉プロスタグランジンを抑え、抗炎症作用を発揮します。
MSM(メチルスルファニルメタン)は、細胞壁に弾力を与え、関節にかかる圧力をやわらげる働きがあります。
抗炎作用のあるホルモンを分泌させ、さらにそのホルモンの受容体の感度を増す働きのあるクルクミン(ターメリック)は1日量1000〜1500mgを毎食後に分けて摂りましょう。
関節痛に効果的なムコ多糖(粘質多糖体)ですが、他にもさまざまな作用があります。
保水性、ムコはラテン語の「MUCUS(粘液)」に由来し、ネバネバした物質のことを指します。
うなぎ、どじょう、スッポン、なまこ、あわび、鶏の皮と軟骨、やまいも、さといも、ジュンサイ、オクラ、もずく、こんぶ、納豆など、これらのヌルヌルネバネバにムコ多糖が、体の中で水分をしっかり抱きかかえ、常に一定の量を保ちます。
ムコ多糖は体内で、合成されますが、年齢とともに合成能力が低下します。
年をとると、体力が衰え、肌もカサカサ、しわしわになるのは、ムコ多糖の減少が深く関わっています。
ムコ多糖で、体の保水性をきちんと保てば、老化防止と生活習慣病の予防も期待できます。