脂肪組織は内分泌器官。

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生理活性物質(アディポサイトカイン)

脂肪組織は単なるエネルギーを蓄える貯蔵器官ではなく、生理活性物質(アディポサイトカイン)を分泌する内分泌器官です。

 

脂肪細胞からは、食欲を抑制する作用を持つ痩せるホルモンのレプチンのほか、インスリンの効き目を悪くする作用のある腫瘍壊死因子α(TNF-α)や、血栓や動脈硬化を起こす作用を持つプラスミノゲン活性化因子インヒビター-1(PAI-1)、動脈硬化を抑制する機能を持つ生理活性物質アディポネクチン、血圧調節に関わるアンジオテンシノーゲン、脂質を運ぶリポ蛋白、アドロゲンやエストロゲンなど、さまざまなホルモンやサイトカインが分泌され、これらが作用して、生活習慣病を悪化させています。

肥満治療の基本

食事療法と運動療法の併用

どちらが欠けても体重は減りません。

 

食事療法は摂取カロリーを消化カロリーより減らすことが大原則で、動物性脂肪を減らし、野菜を増やして腹八分目がよいです。

 

単品ダイエットは、脂肪も筋肉も落ちて、貧血や生理不順、骨粗鬆症を起こすため、大変危険です。

 

運動で消費するカロリーは、ごくわずかです。

 

運動だけで、痩せるのは、ほとんど不可能です。

 

ただし、体重が減らなくても筋肉運動により内臓脂肪は減少します。

子どもの肥満も増えている

子どもの肥満が非常に増えて、もっとも大きな原因は体質(遺伝)で、高エネルギーのファーストフード、外食、朝食抜きでまとめ食いをする、良く噛まないで早くいをする、糖分の多い清涼飲料水やスナック菓子を好きな時間に食べる、魚や野菜を嫌う偏食など、食生活の乱れが挙げられています。

 

また、テレビや塾通いなどの運動不足がより拍車をかけています。

 

子どもの肥満は、家族ことに母親の対応が何よりも大切です。

 

アディポサイトカイン(adipocytokine)

アディポとは脂肪のこと、サイトカインとは生理活性物質のことで、脂肪組織に由来する生理活性物質の総称。

 

レプチン

強力な摂食抑制作用と体重減少作用に働くペプチドホルモン、ギリシャ神話の「leptos」(痩せる意味)にちなんでレプチン(leptin)と命名。

 

TNF-α(tamor necrosis factor-α)

筋肉、脂肪組織、肝臓での糖の利用を抑制すると考えられているが、解明されていない点もあります。

 

PAI-1(plasminogen activator inhibitor-1)

内臓脂肪から分泌され、止血の役割をしている。

 

線溶活性を低下させ、血栓ができやすくする作用を持つ。

脂肪組織の褐色と白色

脂肪組織には、褐色脂肪細胞と白色脂肪組織があります。

 

食事の余分なエネルギーは中性脂肪として白色脂肪組織に蓄えられます。

 

一方、褐色脂肪細胞は食事から熱を作る働きをしています。

 

脂肪細胞の表面には、β3アドレナリン受容体がって、運動などにより放出さえれたアドレナリンは、β3受容体と結合します。

 

白色脂肪細胞では中性脂肪を分解して痩せ、褐色脂肪細胞では熱を作ることで痩せるように作用します。

 

ところがβ3受溶体に遺伝子変異ができないため、なかなか痩せられません。

 

日本人の3人に1人くらいの割合で、この遺伝子変異が見られるいわれています。

糖尿病とは

糖尿病はインスリンの作用不足により生じる慢性の高血糖を特徴する代謝異常の病気です。

 

1型糖尿病と2型糖尿病があります。2型糖尿病が約9割を占めています。

 

人間は、食物から摂取した炭水化物や果糖を、体内でブドウ糖に変えてエネルギー源として利用しています。

 

このときインスリンが重要な役目を果たし、筋肉など全身の細胞に効率よくブドウ糖を取り込みます。

 

ところがインスリンの分泌量が不足したり、うまく作用しなかったりすると、血液中のブドウ糖がエネルギーとして利用されないで、血糖値が高くなったままになるのが高血糖。

 

インスリンが不足したり、うまく働かなかったりすると糖や蛋白や脂質の代謝などにさまざまな異常を招き、動脈硬化を促進し、全身の血管に障害をきたします。

 

糖尿病はほとんど自覚症状がありません。血糖値を測ることで、診断されます。

 

インスリンの作用不足

インスリンが十分に出なかったり、出るタイミングが遅い(インスリン分泌障害)、あるいは量が十分に出ているのにうまく働かない(インスリン抵抗性)こと。

 

空腹時血糖

12時間以上、何も食べたり飲んだりしない状態で採血した血糖値のことで、一般的には朝食前の血糖値をいう。

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