味覚は、舌の表面にある蕾の形をした味蕾感受する。

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亜鉛不足が進むと、舌の味を感じる細胞が壊れる

味覚障害の半数以上が、亜鉛欠乏症と関連があると言われています。

 

舌の味を感じる器官の味蕾(みらい)の細胞には、亜鉛が豊富に含まれています。

 

食べ物を食べると、甘い、酸っぱい、塩辛いなどを感じるのは、亜鉛の影響です。

 

味覚障害とは、味覚減退や異常味覚などがあります。

 

亜鉛やビタミン欠乏によって味蕾細胞の産生が障害されたり、顔面神経麻痺によって味覚神経が障害されたりして生じますが、原因不明のものも多いといいます。

味覚の性質

特殊感覚 味覚

味の基本感覚として、あまい(甘)、すっぱい(酸)、にがい(苦)、しおからい(塩)の4つ(うま味もあることが明かにされた)が区分されます。

 

これらが組合わさって多種多様な味が構成されています。

 

味覚の順応は非常に明らかで、同じ刺激を繰り返していると感覚は弱くなり、ついには消失します。

味覚受容

味覚は、舌の表面にある蕾の形をした味蕾という構造で感受されます。

 

味蕾の数は舌全体で約1万個あります。

 

水に溶けた化学物質は、味蕾の開口部(細孔)から入って味細胞に作用します。

 

味細胞の興奮は、味細胞の基底部にシナプス連絡している求心性線維によって、中枢神経系に伝達されます。

 

味細胞の寿命は短く、10日くらいで新しい細胞と入れ替わります。

 

新しい細胞は基底細胞から作られます。

伝導路

味覚の情報は、顔面神経と舌咽神経の2つの脳神経を介して、延髄に入力します。

 

舌の前2/3に分布する味蕾からの情報は顔面神経、後ろ1/3に分泌する味蕾からの情報は舌咽神経によって伝えられます。

 

味覚の情報は延髄でニューロンを変えて大脳皮質の味覚野へ送られます。

味細胞とは

味を受容する味細胞(味蕾の中にある)は新陳代謝が速く、約30日間で新しい細胞に生まれ変わります。

 

亜鉛が不足すると、味細胞の新陳代謝がうまく行かなくなって味細胞の入れ替えが遅れ、味覚障害を引き起こすことになります。

 

亜鉛不足による味覚障害は、初期の段階なら亜鉛を摂取することで正常に戻すことができます。

 

しかし、亜鉛欠乏が長期化すると味細胞の再生は難しくなります。

 

亜鉛欠乏が長く続くと、ついには味細胞が壊れてしまうことが、電子顕微鏡でも確認されています。

 

味覚障害の患者さんは、40〜50歳代の女性が多いといわれ、主婦のことが多く、味覚の変化が料理の味付けに直ぐ反映されます。

 

一方、一人暮しの老人や独身男性など、一人で食事することが多い人は、味覚の異常になかなか気がつきません。

 

こうなると、味覚がおかしいと自覚できないから、病院にいくことがありません。

 

これまでは、中年の女性に味覚異常が多いと考えられていましたが、実際には味覚異常に男女差はなく、むしろ味覚異常に気づいていない老人や独身男性たちのほうが、症状を悪化させやすいです。

 

最近、味付けが濃くなっていないか、味が薄く感じられることがないか、味の好みが変わっていないかな等、ときどきチェックしましょう。

 

味覚異常になって半年以上放置すると、治療の有効率が悪くなります。

亜鉛は精子の形成や卵子の成長にも不可欠

亜鉛はセックスミネラル

生殖能力に深く関わり、亜鉛は精子を作るににも必要です。

 

受精に重要な精子の運動性も活発にします。

 

男性の卵巣には非常にたくさんの亜鉛が存在しています。

 

女性の側の卵子にとっても亜鉛は欠かせません。

 

受精した卵子はどんどん細胞分裂を繰り返すので、受精卵の成長にしたがい多量に消費されます。

 

妊婦さんの血中亜鉛を計ると、胎児の成長にともない体内の亜鉛が変わる人がいます。

 

中には本当に亜鉛不足による味覚障害になっている人もいます。

 

亜鉛は、母体にも胎児にも、乳児の成長にも大きく影響するミネラルですから、妊婦さんや授乳中のお母さんは不足させないように、しっかり摂取してください。

 

日本の所要量では妊婦は1日15mgですが、欧米では1日20mgです。

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